月の出づるを
苦しとて背きぬ月を待ち焦がる身となりしか君と出逢ひて
目にすると苦しい想いがして背を向けていた月の出を
待ち焦がれる私になっていたようです
君と出逢ってから
長雨
今日は雨天
昨夜からよく降っている
あの年の秋の長雨を思い出す
縋るような想いで君に惹かれていったあの年の
悲しい眠りから霞が包み込むように
目覚めさせてくれた
あの雨と雨音を
補色
今日はこのままよく晴れそうだ
私の心を空に委ねよう
蒼に腕のばす橙のように
鏡
降ったり止んだり、ちょっぴり晴れたりしていた
夜半から雨
誰かの心みたいな空
月を待つのは
細い初々しい月を西の空にみた
これから日々満ちていくのだろうね
月をみても目を逸らさなくなったよ
月を真っ直ぐ見られなかった時期が
長いこと私にはあったけれど
君と出逢って
月を待てるようになったんだ
時々
昨夜は頭痛やら風邪気味で薬を飲み
ゆっくり休んだ
今朝も多少残っているけど
生活に支障はないよ
君は元気?
夢で君に逢いたかったけど
よくわからない夢ばかり断続的にみていた
時々深呼吸して伸びして
今日もやり過ごせそうだよ
風に吹かれつ
距離は最初から遠く埋められないこともわかってた
想いは時々の風に吹かれてそこにある
想いを密閉容器で純粋培養したいとは思わない