胸が苦しくて痛い その理由は考えない 痛みが涙を押し出す 涙はただの体液 みているけど どこにも焦点はあっていない そんなふうに眺めたい 私はあってないのだから 時は何処に押し流すだろうか この木偶の坊を

時に従うように生きる 思うことも考えることもしない ただただ歩き続けるように 疲れないように 飽きないように 無心に 出発地点は忘れた 目的地も知らない ひとりで あるく

話したいことがある でも君は遠い

ずっと知りたかった事実は うかがい知ることなど諦めていた今朝という日に 不意に覆っていたヴェールを外した もうずっと長いこと私の意識のどこかはそれを察知していたのだろうけれど 人の心など信じちゃいなかったからまだマシか 心臓の音ばかりが意識され…