2017-10-17
ずっと知りたかった事実は
うかがい知ることなど諦めていた今朝という日に
不意に覆っていたヴェールを外した
もうずっと長いこと私の意識のどこかはそれを察知していたのだろうけれど
人の心など信じちゃいなかったからまだマシか
心臓の音ばかりが意識されるから
大きく息を吐こう
うつつも夢と変わりゃしないと思えばいい
その事実はおそらくもうずいぶん長いこと存在していて
今まで私の死角に入っていただけ
知ってしまったって今の私の状況は変えられないし
あと四、五年は今の状態を続けるしかない
心など不要で、私は私を続けられるだけ続ける
私が生きている意味などないけど
時の流れに身を委ねよう
事実も幻想に過ぎない
生きていることが似たようなものだから
何も思わず考えず
空っぽにしてしまおう
白痴の心に