空への想い

心の空模様を綴る

言花想

 

 

 

如何にしてこの想ひを伝へまし

 

 

言の葉に姿変ふより虚(うろ)となる

 

 

想ひとは形なきものがゆゑ

 

 

彼の人に伝はりしより通り過ぐ刹那が如く色を失す

 

 

想ひとは花の如くものがゆゑ

 

 

 

伝えたい想いはどのように伝えたらいいのだろうか

 

 

言葉にした途端に想いは虚構になっていく

 

 

想いというものは姿形のないものだから

 

 

遠くにいるあの人にやっと伝わったと思った途端に想いとは、通り過ぎていった一瞬のように色褪せていく

 

 

想いとは一時美しく咲き匂う花のようなものだから