空への想い

心の空模様を綴る

白い空の事実

君の手紙から君の名の文字がひとつ減り二つ減り、そして名無しになった

 

今ではもう、君から手紙が届くこともなくなってしまった

 

 

事実はこんなに味気ない

 

 

色もなければ、形もなくて

 

 

その空白の事実に私はあれこれ書き足している

 

 

とっくに現実は諦め

 

夢も君の姿と消え

 

 

残っているものは何もなくて

 

 

それでも書き足し描き書く

 

 

夢でもなく現でもなく

 

 

私自身に描き書く